トニーくんって、もう立派に一人前のお医者さまよね、カル―。

クエッ！

みんなのために自慢の角を切るなんて、驚いちゃった。

Mr.ブシドーに聞いたんだけど、トニーくん、サンジさんの体のこととっても心配してたんですって。サンジさんの顔色が悪かったなんて、わたしちっとも気がつかなかったわ。ドラム島で大けがをしたばかりなのに、きっと無理をしてたのね。

そういえば、サンジさん少し痩せたわよね？

・・・カル―、あなたは少し太ったわよ。

クエッ？

この船に乗ってからちょっと食べ過ぎじゃないかしら？

・・・・。

それにしても、あの時のサンジさんの顔！あんなにうろたえるなんて、可笑しかったわね。

鹿料理の本か・・研究熱心なのはサンジさんらしいけど、それをトニーくんに見られるなんて間が抜けてると思わない？

もう、カル―ったら。寝ちゃったの？

・・・あなたも気をつけないと。

サンジさん、今夜は『鴨料理のすべて』を読んでたわよ。

クエッ！？

あーら起きてたの？　今のは冗談よ。

・・・クッエーッッ！！

TRUE END.