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スペシャルゲスト:ナミ

今回は正直、かなり焦ったわ。

サンジくんが帰ってこなかったらどうしよう、って思うともう不安で・・。

失って初めて気づくことって、あるじゃない?あたしも改めてよく分かったの、サンジくんが自分にとってどんなに大事かってこと。

サンジくんがいないと、ダメなの。

だってあたし・・、あたし・・。

・・が料理しなきゃいけなくなるのよ!

サンジくんがいなくなった次の日の朝ね、誰が朝食を作るかって話になったの。・・結局あたしよ。だってあの男どもが料理なんて出来ると思う?

え、ロビン?

うーん、一応ね、それとなく振ってみたのよ、『ロビンの手料理食べてみたいな~』って。

そしたらね、『分かったわ、やってみましょう』って。

・・やってみましょう、よ?

そう言って、分厚い古代料理の本なんか出されたらもうねぇ・・。

『やっぱりあたしやるわ!なんかもの凄〜く料理したくなってきちゃった~!』 って言うしかないじゃなーい。

だからサンジくんが戻ってくれて、ホント助かったってわけ。

それにしても頭にくるのはゾロよ!また迷子よ、この緊急時にー!

もうムカついて、帰って来たらどうしてくれようか~って思ってたら、ルフィが、『ゾロのこと、許してやれよ』なんて言うのよー。

『あいつサンジが心配で、じっとしてられねーんだ』ですって。

そんな風に言われるとあたしだってねー。

へー。ゾロにもそんな仲間思いのところがあるのねー。って思うじゃない?

しょうがないから“寝ずの番”で勘弁してやったわ。

TRUE END.

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