嵐
( 9 )
スペシャルゲスト:ナミ
今回は正直、かなり焦ったわ。
サンジくんが帰ってこなかったらどうしよう、って思うともう不安で・・。
失って初めて気づくことって、あるじゃない?あたしも改めてよく分かったの、サンジくんが自分にとってどんなに大事かってこと。
サンジくんがいないと、ダメなの。
だってあたし・・、あたし・・。
・・が料理しなきゃいけなくなるのよ!
サンジくんがいなくなった次の日の朝ね、誰が朝食を作るかって話になったの。・・結局あたしよ。だってあの男どもが料理なんて出来ると思う?
え、ロビン?
うーん、一応ね、それとなく振ってみたのよ、『ロビンの手料理食べてみたいな~』って。
そしたらね、『分かったわ、やってみましょう』って。
・・やってみましょう、よ?
そう言って、分厚い古代料理の本なんか出されたらもうねぇ・・。
『やっぱりあたしやるわ!なんかもの凄〜く料理したくなってきちゃった~!』 って言うしかないじゃなーい。
だからサンジくんが戻ってくれて、ホント助かったってわけ。
それにしても頭にくるのはゾロよ!また迷子よ、この緊急時にー!
もうムカついて、帰って来たらどうしてくれようか~って思ってたら、ルフィが、『ゾロのこと、許してやれよ』なんて言うのよー。
『あいつサンジが心配で、じっとしてられねーんだ』ですって。
そんな風に言われるとあたしだってねー。
へー。ゾロにもそんな仲間思いのところがあるのねー。って思うじゃない?
しょうがないから“寝ずの番”で勘弁してやったわ。